館山市立神余小学校PTAブログ

【連載】神余探訪1 金丸氏墓地~神余城跡


2月と言えば一年の中で最も寒い月と認識していましたが、今日はそのことを忘れてしまう程、穏やかで暖かい日曜でした。

午前9時、とても天候に恵まれた青空の下、旧JA跡地に「神余探訪」に参加する児童と保護者たちが集まりました。

「神余探訪」とは、読んで字の如し、神余の各所に点在する史跡を自らの足で歩きながら、遥か遠い昔、この地で息づいていた先人達の文化や後世へ伝えるために残された数々のメッセージに触れるべく生きた歴史を学ぶ散策です。

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神余史跡の多くは、山々に囲まれたものが多く、険阻な細い道のりを歩くこと必至です。

そのような事情から、探訪前の筆者は、日ごろの運動不足を懸念し、最後までしっかりと散策することが出来るだろうか?と、いささか不安を感じながらの参加となりました。

本日、神余探訪でガイドを務めていただくのは、「また旅倶楽部」および「神余里見発見伝協議会」の中屋さんとそのメンバーの方々です。

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コースは、神余小の児童たちが以前作成した「史跡表示板」を辿りながらのタイムスリップ散策となります。

まずは、43代目 金丸氏が眠る、平田集会所裏手の墓地を参りました。

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西暦800年代、里見氏よりも遥か100年も前に、金丸氏は、当時、征夷大将軍であった坂上田村麻呂に仕え、その褒美として、この地(神余)を治め、日吉神社や金丸城を造った人物です。

日頃、利用する「ふれあいの里」近くに、名代子孫の墓石があることを筆者は初めて知りました。

そのほかにも歴史的価値のある像などがいくつかあるのですが、中屋さん曰く、その価値に気づくには更なる勉強が必要とのこと。

価値がわからない人は折を見て神余の歴史を勉強しましょう^^

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次に、日吉神社を通り過ぎ、突き当りを右手に曲がって少し先に進むと、神余小学校が最初に誕生したという場所に到着。

昔、金丸氏が山下氏に攻められたのち切腹し、その三回忌に安楽院というお寺が建てられ、そこで寺子屋を始めたのが、今の神余小学校のルーツとのことでした。

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次に、現・神余小に隣接する、和穎さんの家の前へ。

そこには横幅のある石の階段があって、昔、神余の殿様のお屋敷の入り口があった場所とのことです。

当時、和穎氏は下立松原神社の岡島氏と養子に行ったり、来られたり金丸氏と結婚したりしたそうで、

なぜこんな経歴が分かるのかといえば、かつての神主さんが、漢文で「金丸累代鑑」を書き残したからだそうです。

そこに神余1300年の歴史がビッシリと記されていたおかげで、現在、その詳細な事実を知ることが出来るのだそうです。
記録をマメに取ることって、本当に大事なことですね。

和穎氏は神主さんの息子さんが養子に来たことで、漢学者になり、寺子屋を創り、学問を教えていたそうです。

和穎氏は元々、平家の流れで、お墓の紋は「お日様と月」。
今の千葉市のマークの元となっているそうです。

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現・神余小の講堂(体育館)のある場所に、かつて金丸氏が住んでいたらしく、高い場所にある城に昇り降りするのが面倒との理由から、普段は城下で暮らしていたようです。

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次に、戦(いくさ)塚とか、わだ塚と言われていた場所へ。
ここには殿様の代々のお墓があったらしいです。

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次は、急勾配の細い山道を登り、神余城跡へ。
そこには、濠があり、攻めてくる敵が簡単には侵攻できぬよう、矢で優位に攻撃するなどの機能的な構造になっています。

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ちょっと蛇足ですが、この場所は、昨年5月頃に、児童たちがサクラの苗木を植えたところです。
訪れたついでに桜の成長度合いを確認してみましたが、まだまだ樹木と呼ぶには幼い状態でした。
今後も定期的に確認してみたいと思います。

金丸城跡から下山する際、細い道の脇に、女人が頬杖をつく像がありました。
これは当時、女性の権力が、かなり強かったことを示しているようです。
昔も今も、かわりませんね~(笑)

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次に八郎さん宅脇へ。そこには深く掘られた川と、そびえ立つ崖があり、敵が簡単に登ってこられないよう工夫されていました。

大昔の川は、一本に真っすぐ伸びた深い谷川でしたが、のちに上流で湧水を堰き止め、人工的に今のような形で外側に回しながら、右に左に、計画的に水路を切り回したことによって、各田んぼへ順々に水を落としているそうです。

ダムも無いのに、これだけ広大な棚田の構造になっているのは、農業博士から見ても優れていると感心されるほどの農業遺産だそうです。

この付近に「加藤姓」が多い理由は、元々、加賀からやってきた藤原一族だからとのこと。

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午前10時。消防詰所脇にて一時ドリンク休憩。各自ノドを潤しました。

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⇒ 「【連載】神余探訪2 山下城~大高尾の大井戸」へと続きます。

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  1. 2016/02/28(日) 22:06:35|
  2. PTA行事

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