館山市立神余小学校PTAブログ

【連載】神余探訪2017② 越地原林道~地蔵畑


連載①よりつづき】

3、越地原林道(けいじっぱらりんどう)

次に見えてきたのが、パッと見る限りでは何かわからない建物。
名前は航空無線標識所跡です。飛行機着陸の指示をやり取りするための装置だそうです。
かつて使われていたのですが、GPSで飛行機の位置を把握している現在では使われていません。
立派な建造物が無用の長物となっている姿にどこか複雑な思いがよぎりました。

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その先の分かれ道を右に進むと、越地原林道(こえちばらりんどう)に入ります。(神余言葉でけいじっぱら)
これは古道の一つで、白浜の長尾橋まで延びているそうです。
昔の人は自分の足で神余から長尾まで行き来していたと聞くと、
「あ、お隣のおばあちゃんがよく言っているな」と思い出します。
「重荷をかついで山道を炭焼き小屋まで運んでいたんだよ。あの頃は朝から晩まで苦労だったよ。」
そんな経験のある方は今の便利さをどんな風に思っているのでしょうか。

tanbou2017-4.jpg


4、地蔵畑(じぞうばた)

草がうっそうとしている小道を下りていくと、石のお地蔵さまが2基岩屋に安置されています。
このお地蔵さまが由来で地蔵畑と呼ばれるようになったそうです。
かつては自性院というお寺があった所でしたが、元禄大地震に遭い、1706年廃寺に。
今は顔のないお地蔵さま2基と岩屋が残されているだけです。
その自性院は県道沿いの今の場所に移りましたが、元々は室町時代に自性坊というお坊さんが、
山下氏の謀反にあった神余景貞を供養するためにここに建てたのが始まりでした。
景貞が切腹する際に 介錯を頼んだのがこの自性坊。山伏でもあるとか。
その末裔が今も神余に暮らしている思うと薄暗い山中で歴史のー場面に触れた気がしました。

tanbou2017-5.jpg


因みにここでもクイズが。
「なぜお地蔵さまの頭が無くなっているのでしょう?」金久さんが6年生に振りますが、まだ習ってないのでしょう。
「……。」首なしの原因は3つ考えられるとのこと。
①自然現象で破損
②博打を打つ時に懐に持っているとご利益があるとかで持っていってしまう
③明治時代の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)という政策によって仏教の排斥があり、壊された。

ここ以外にも、例えば鋸山日本寺の無数にあるお地蔵さまも首なしが多数見られます。
全国各地で起こった現象。今となってはお地蔵さまが知るのみです。。
この辺りから畑(はた)へ抜ける街道もあったそうですが、通る人が途絶えて見る影もありません。

【連載③へつづく】
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  1. 2017/02/11(土) 23:08:25|
  2. PTA行事

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